5/14(水)の日経朝刊の一面は、KADOKAWAとドワンゴの経営統合がトップニュースでした。本来であればトップまちがいなしだった「リクルート上場決定」もかすむほどのド級ネタだったようす。R社OBとしてはやや寂しい気もするが、これが世間というものなのでしょう。
わたしが注目したのは、もともと電子書籍を強力に推進してきたKADOKAWAが、より一層日本の電子書籍市場を牽引していくのではないか、という点。KADOKAWAは紙の本と電子書籍を「同時発売」する点がとても好感持てます。加えて、AmazonのKindleマーケットでは、以前よりもKADOKAWA商品の割引率が大きくなっているように思える(正確には未確認ですが)。もう「3割、4割引きは当たり前!」なのである。KADOKAWAさん、ありがとう。
たとえば、土井英司さんのBBMでも紹介されたばかりのこちら。
紙の本の定価が1512円のところ、Kindleではわずか889円。これはなんと41%オフなのである。
「寝る前に読むだけでイヤな気持ちが消える心の法則26」にいたっては、46%オフ(!)なのだ。そして、GWから2週間たったいまも「GWセール」をやっているというおおらかさ。なんと、谷川浩司の「集中力」は55%オフである。しかし、アスキーメディアワークスの本はさほど割引率が高くない。アスキー新書にいたっては、一律26%オフである。これではなかなか食指が動かない。何がすごいかって、26%オフで残念な気持ちにさせるという点だ。
このように、紙の本とちがい電子書籍の購入の可否には価格が大きく影響している。わたしの場合3割引きくらいから「おっ」というスイッチが入るようだ。ちなみに、Kindleでは毎日1冊「その日限りの特別価格商品」を設定している。それが「日替わりセール」という名で毎朝メルマガが届くのだからたまらない(もちろん設定した人のみ)。すでに、Amazonに餌付けされた鵜のようになってしまっている。
どうだろう。これまで30冊くらいは買ったかな。「その日限り」というのはマーケティングの王道なんだけれど、ついポチってしまう。「Kindleで何読んでいいかわからん」という人は、とりあえずこのメルマガを取りましょう。ほんと、恐るべし、Amazon。